《氷川町指定文化財-建造物》
この眼鏡橋は、もとは当地点より約200m下流にありましたが、昭和54年4月1日、一の井出用水路改修のため、移転、復元されました。
八代郡代(幕府直轄の警察・租税・民政を取り扱う役人)の詰所(役人が勤めているところ)のたもとに石橋があったので、こう呼ばれています。天保年間(1830~44年)に造られましたが、石工は不明です。この時期 宮原地区は八代郡の行政的中心地であり、氷川を隔てた河原地区とともに薩摩街道の宿場町として栄えました。
長さ12m、幅2.9mで、薄い石組みですが、すっきりしたアーチを描いています。
■時 期:天保年間(1830~1844年)
■所在地:氷川町宮原字東段