有機フッ素化合物であるペルフルオロオクタンスルホン酸(PFOS)とペルフルオロオクタン酸(PFOA)は、環境中で分解されにくく、高い蓄積性があることから、国内外において製造、使用等が規制されています。
有機フッ素化合物とは
有機フッ素化合物は、水や油をはじく性質や薬品に強い性質を持つため、フライパンや包装の表面処理剤などの身近な製品、泡消火剤などに広く用いられてきました。分解されにくく環境中に長期間残留する上に生体内に蓄積しやすい性質も持っており、近年では有害性や免疫阻害性が問題視されています。
環境省は令和2年5月に、PFOSとPFOAを人の健康の保護に関する要監視項目に位置づけ、公共用水域及び地下水における暫定指針値としてPFOSとPFOAの合計値で1リットルあたり50ナノグラム(50ng/L)に定めています。
環境省HP「水質汚濁に係る人の健康の保護に関する環境基準等の見直しについて」(第5次答申)について
(外部リンク)
(参考)環境省HP「要監視項目とは」
(外部リンク)
町内の検査結果
氷川町における上水道及び地下水については、次の検査結果により飲料水として問題ないことが確認されています。
- 上水道については八代生活環境事務組合が年に1回、PFOS及びPFOAの検査を行っていますが、暫定指針値超過は確認されていません。
八代生活環境事務組合「PFOS及びPFOA検査」
(外部リンク)
- 令和6年9月19日に町内6つの専用水道組合(上鹿島、北鹿野、新田、反甫、河原、法道寺水道組合)がPFOS及びPFOAの検査を行い、暫定指針値超過は確認されていません。