病原体を保有するマダニに咬まれることで日本紅斑熱やSFTS(重症熱性血小板減少症候群)などの感染症にかかり、重症化すると命にかかわることもあります。県内でも毎年、感染者の発生が報告されています。
予防するには
マダニは草むらなどの身近なところにいます。農作業やレジャーなどの際はマダニに咬まれないよう十分な対策を行ってください。
・肌を露出しない服装をする(長袖・長ズボン、帽子、手袋の着用)
・虫よけ剤を使う
・帰宅後はマダニがついていないか確認する
もし吸血中のマダニを見つけた場合は、無理に引き抜こうとせず、医療機関(皮膚科など)で処置を受けましょう。(無理に取ると、ダニの一部が皮膚に残ることがあります。)
咬まれた後、数週間程度は体調の変化に注意して、発熱等の症状が出た場合は医療機関を受診し、ダニに咬まれたことを医師に伝えましょう。
犬・猫のSFTSについて
SFTSは犬や猫も感染し、発症した犬・猫から人に感染したと思われる事例もあります。マダニを家に入れないよう対策することが大切です。
・ペットは室内で飼育する
・ダニ駆除剤・予防薬の使用(獣医師に相談)
・散歩の後はダニがついていないか確認する
・体調不良になった場合は動物病院を受診する
保護猫・地域猫活動をされる際は、自身のダニ対策を行い、猫にダニがついていないか、体調不良になっていないか注意しましょう。
体調不良の動物と接する際は、手袋などを着用し、咬まれたり、体液に触れたりしないよう注意してください。
詳しくは下記をご覧ください。
【熊本県ホームページ】
マダニによる感染症に注意しましょう!
(外部リンク)
【厚生労働省ホームページ】
ダニ媒介感染症
(外部リンク)