野良猫にエサやりをしている方へ
野良猫に糞尿をされて困っている」「野良猫にエサを与えている人がいるため、野良猫がたくさん集まっている」「自宅の敷地内で野良猫が子どもを産んだ」など多くの苦情や相談が寄せられています。
「家で猫を飼いたいけど飼えない。でもおなかを空かしているかわいそうな猫を助けてあげたい。」と思う気持ちは、否定できるものではありません。
しかし、その猫たちを助けることは、エサやりをすることではありません。
エサをもらっている猫は、栄養状態が良くなり、子猫をたくさん産み、猫があっという間に増えてしまいます。
野良猫が増えて起こること
・周辺で糞尿被害が拡大し、生活環境が悪化する。
・近所の車や家が糞尿で汚されたり、爪で傷つけられたりする。
・縄張り争いの喧嘩や発情期の鳴き声が騒音となり、生活に支障をきたす。
・不妊去勢手術をしていない場合、集まった猫の間で子猫が産まれることでどんどん増え続け、手に負えなくなってしまう。
周囲には、猫が好きな方だけでなく、猫が苦手な方、猫アレルギーをお持ちの方もいらっしゃいます。
結果、無責任なエサやりが近隣の迷惑になってしまいます。
猫を飼うことができない場合について

飼うことができないのであれば、エサやり水やりをしないでください。
エサやり水やりをしない状態が1週間~1か月程度続けば、猫はエサを求めて違う場所へ移動します。
ただし、一度エサやりをしてしまうと、2か月程度猫が移動しない場合もあります。
猫を飼う場合のマナーについて
猫を飼う場合には次のマナーを守るようにしましょう。
・ただエサやりをするだけでなく、自分の飼い猫として責任を持って終生飼養・室内飼育をする。
・糞尿で周囲に迷惑をかけないように、トイレの設置や糞尿の清掃をする。
・他人の敷地や公共の場所などの自分の敷地以外の場所でエサやりをしない。
・今飼っている猫以外に猫を飼う予定がなければ、猫が産まれないように不妊去勢手術をする。