二種混合ワクチン予防接種は、ジフテリアと破傷風の混合ワクチン予防接種で、11歳以上13歳未満(標準的接種年齢11歳 小学校6年生)で1回、接種します。三種(四種)混合ワクチンでつけた基礎免疫を再度高めるための大切は予防接種です。子どもさんの体調の良い時にかかりつけ医と相談のうえ、接種されることをお勧めします。
ジフテリアとは
ジフテリア菌により発生する疾病です。その発生は最後に報告されたのが1999年であり、稀になりましたが、かつては年間8万人以上の患者が発生し、そのうち10%程度が亡くなっていた重要な病気です。主に気道の分泌物によってうつり、喉などに感染して毒素を放出します。この毒素が心臓の筋肉や神経に作用することで、眼球や横隔膜(呼吸に必要な筋肉)などの麻痺、心不全等を来たして、重篤になる場合や亡くなってしまう場合があります。
破傷風とは
破傷風菌により発生し、かかった場合に亡くなる割合が非常に高い病気です。以前は新生児の発生も見られましたが、近年は30歳以上の成人を中心に患者が発生しています。主に傷口に菌が入り込んで感染を起こし毒素を通して、さまざまな神経に作用します。口が開き難い、顎が疲れるといった症状に始まり、歩行や排尿・排便の障害などを経て、最後には全身の筋肉が固くなって体を弓のように反り返らせたり、息ができなくなったりし、亡くなることもあります。
接種対象者とスケジュール
接種日時点で、氷川町に住民登録のある方で、
11~12歳までの期間を標準的な接種期間とし、1回接種します
二種混合ワクチン予防接種実施医療機関
問い合わせ
氷川町 町民課 保健予防係 氷川町健康センター内
電話 0965-52-7154