現在、全国で下水道の整備が進んでおり、氷川町では既に整備が完了しております。下水道整備計画の区域外にお住いの方は、引続き浄化槽により生活排水を処理していくこととなります。
浄化槽の仕組み
浄化槽については、機能により大きく3つの種類に分けられています。
(1) 合併処理浄化槽(環境省浄化槽サイト(11))
家庭から出る生活排水(台所、お風呂、洗濯、トイレ等)の全ての汚水を浄化し、川や水路へ排水します。
(2) 単独処理浄化槽(環境省浄化槽サイト(12))
トイレの排水だけを浄化します。それ以外の排水は浄化することなくそのまま川や水路へ排水します。
(3) 汲み取り槽
トイレの排水を升等に溜めておき、汲み取り処理します。一般的に汲み取り式の場合、トイレは水洗ではありません。
また、トイレ以外の排水は単独処理浄化槽と同じで、そのまま排水します。
現在は、浄化槽法により、新たに浄化槽を設置する際は、合併処理浄化槽しか設置できなくなっています。
合併処理浄化槽以外の浄化槽だと、トイレ以外の汚水がそのまま排水され、川や海などの水を汚してしまいます。
熊本県は全国でも地下水の利用率が高く、水がきれいな地域です。もしかすると、単独処理浄化槽を使っている方は綺麗な水を汚しているかもしれません。環境のこと、水のことをよく考えてみましょう!
詳しくはこちらをご覧ください。→【自然にやさしい浄化槽のひみつ】(環境省浄化槽サイト)
また、合併処理浄化槽を設置したからと言って、綺麗に処理された水が出続けるわけではありません。浄化槽は微生物の働きにより、汚水を浄化しています。浄化槽のメンテナンスを怠ると、微生物の働きが弱くなり、完全には浄化されないまま排水されることになります。浄化槽法でも、定期的なメンテナンスと機能の検査、排水の水質検査等が義務付けられています。
詳しくはこちらをご覧ください。→【浄化槽法定検査とは】(熊本県知事指定検査機関 公益社団法人熊本県浄化槽協会)
氷川町の取組み
氷川町は、下水道整備計画の区域以外にお住まいの方に対して、合併処理浄化槽の設置を推進しており、浄化槽の設置に対して補助事業を実施しています。
補助要件は次のとおりです。
1.補助対象
1)新規の設置
2)単独処理浄化槽、または汲み取り槽からの転換
※合併処理浄化槽からの転換への補助はありません。
※下水道整備計画区域内への補助はありません。
2.補助金額
◆新設の場合 人槽 | 補助金額 |
---|
5 | 332,000円 |
7 | 414,000円 |
10 | 548,000円 |
◆単独処理浄化槽又はくみ取り槽から転換の場合 人槽 | 補助基本額 | 転換上乗せ額 | 宅内配管工事上乗せ額 | 補助金額 |
---|
5 | 332,000円 | 64,000円 | 40,000円 | 436,000円 |
7 | 414,000円 | 96,000円 | 40,000円 | 550,000円 |
10 | 548,000円 | 109,000円 | 40,000円 | 697,000円 |
3.申請等
申請に関する手続きは、要綱をご確認ください。
4.その他
補助金等に関してご不明な点がありましたら下記の問合せ先に気軽にお電話ください。